2005.07.02
倉庫の荷物掘り出す(その2)
箱に詰めて大事にとっておいてある中には手紙コーナーもある。保育園の頃の物からであるから膨大な量だが、電子メールが一般化してしまった昨今、この先それほど手紙が増えていく訳でもなし(未だ原始メールをくれる嬉しい輩もいるが)、このぐちゃぐちゃっとくじ引きのように箱に詰められた手紙を、この整理ついでに人物別に仕分けして輪ゴムでまとめればもっとコンパクトに箱に納まるし閲覧もし易くなる‥‥。こういう野暮なことをしているからやるべき事柄が頭の中に年々山積みになって行くのだ。でもこの人物別に仕分けするという初めての試みは一種の好奇心であり楽しいに決まっている。なのでやはり慣行する。複数ないような人の物は時代別にその他大勢としてまとめる。領収書類同様ひとつひとつ名前を見ていった訳だが、やはり読んでしまいます。すぐ中断。これまたこの一通一通が記憶のボタンのようだよ。とても心が暖かいよ、あぁやっぱ死ぬのかなぁ‥‥グルグルグルグル‥‥。い、いけない、こんないちいちじっくり読みふけっていたら何日あったって足りやしねえ。進む。日もとっぷり暮れてようやく仕分け完了。各人物の手紙の高さなどいやらしく眺めてみる。‥‥さて最も高さがあったのはというと、最も近くに居る人物の山であった。だがな、中身は私が入院していた半年間にせっせと書いては送ってきた自身の日記だ。