2005.07.01
倉庫の荷物掘り出す(その1)
実家の倉庫にしていた建物をこの夏ぶち壊すということで、長年家族みんなでため込んでいたゴミ、いや捨てられなかった物の山の中から大事な物を拾い出す作業を連日している。荷物を見ると家族それぞれの性格がよく現れていて面白い。とりあえず何でもかんでもとっておき、箱にも入れず山のようになっている区画。きっちり箱に詰めて管理されている区画。何もとっておかないヤツ。箱にも入れず山のようにしているヤツの代表は親父であった。というか荷物は箱に入る規模でない。材木とか鉄板とか使えなくなった什器とかもういろいろ、ゴミ屋敷に片足突っ込んでいる。ってゆーかゴミ屋敷!?連日くず屋さんに来てもらって鉄系の物は回収してもらっているようだ。私はきっちり箱に詰めて管理しているタイプだが、高校を卒業して家を出てからの公共料金や光熱費の領収証や給料の明細や友人と行った所の入場券やなんかを全部とってあり、その量ったらない。今回はこの領収書類など個人情報が載っていて捨てられなかった物をいっさいがっさいシュレッダーにかけて処分することにした。全部ひっくり返して、いる物といらない物を仕分けした訳だが、ひとつひとつその時のことが思い出され、まるでこの一枚一枚が15年間の記憶のボタンのようだよ。走馬燈のように記憶の映像がグルグルと回りなんだかそろそろ死ぬ人のような感覚。ああもう死ぬのかなぁ‥‥。中でも記帳済みの通帳シリーズには長年の貧困&デンジャラスな生活ぶりが滲み出ており、もう感慨無量、目頭が熱くなるのであった。