2008.02.27
カエルくん
昨年の夏からずっと家のベランダに住んでいたカエル。だいぶ寒くなるまでベランダを徘徊しているのを見かけていたのだが、晩秋にはもうかなり動きが鈍く、手を近づけても動かないくらいモーローとしていた。
そんないざ冬眠に入らんとしてモーローたる姿を見て、全くの勘違いだがカエルくんが不憫に思う。なんか食べてるか?食べるもんあるんか?おばちゃんはおせっかいにも、カエルくんに食べ物を提供することにした。
カエルくんがいつも鎮座している鉢の縁に、金魚のえさを5粒供えておいた。朝見るとそれがなくなっていた。食べた‥‥。
カエルくんの姿はすっかり見かけなくなってもせっせとお供えは続け、朝見るとやっぱりなくなっている。カエルくんは密かに起き出してきて食べている。そんな私とカエルくんとの感動的なふれあいを知人に自慢気に吹聴したものだ。
1月になってもお供えは尚続けた。おせち料理の田作りで不要になったごまめの肝なども置いてみたりした。さすがのカエルくんも冬眠真っ最中だね、しばらく放置されていたが数日後にはなくなっている。知られざるカエルの冬眠の観察、冬眠中完全には寝ていないらしい。
ある朝の観察でお供え地点に何かいる!あんたカエルくんかい?!接近して見てみるとそいつぁごまめの肝にむしゃぶりついて氷りかけているナメクジであった。
オイオイオイオイ。