2006.06.08
土産のお茶 いったい何回分か
中国のお土産を頂いた。パッケージには『云南沱茶』と書いてあった。ウンナンダチャ‥‥理科の実験で使った乳鉢のような形に茶葉が圧縮されている。非常に固い。一回分にしてはなんだか量が多そうだが、これだけ固く圧縮されていると、崩すったってどうやってだろう。
とりあえず素手で踏ん張って割ろうと試みたが、唸り声が出るばかりで、明らかに無理だった。案外キッチンバサミでやったらサクッと切れるかも、とやってみるも相当地道な作業になりそうだったので断念した。インターネットで検索するも漢字と文字化けの記号が連なって出てくのみだし、こうなったら土産の出所に聞くしかないと土産をくれた本人にお礼かたがたメールで問い合わせた。返ってきたメールにはこの謎のお茶について全く触れられていなかった。わからないんだ‥‥。
そうとわかればもうこのお茶をどんな飲み方をしようが誰にも文句は言えないはずだ。これだけ一丸となっているんだからやっぱ一回分かもしれないよ。そうだよ、それしか考えられないよ。そう思うことにした。
ヤカンに湯を沸かし、こいつを慎重に沈めた。次第にほぐれてくる茶葉。‥‥モリモリしてきた。‥‥モリモリモリモリしてきた。‥‥今ならまだ間に合う!!!慌てて湯をピッチャーに移して、即座にまだ開ききらずに残った茶葉を分割して冷凍庫に保管した‥‥。こうなることは初めからわかっていたのだろう?
ピッチャーに注がれた黄金色の濁った液体‥‥。十倍ニ薄メテ飲ムベシ、云南沱茶 超濃縮タイプ。美味しくいただいています。ごちそうさまでした。
注:このお茶は本当は『云南沱茶(ウンナントウチャ)』(プーアル茶)で約3~4回分、削って(割って)使うらしい。でもどうやって割るかはわからない。