2005.11.02
父、山形への5つの野望
山形の大学に通う弟のところに、父と母、私の三人で押し掛ける。おととい突然母から電話で誘われ、なんか面白そうなのでついて行くことにした。長野から400キロも離れた遠い山形へ行く目的は何なのか問うたところ、
1)11月2日の弟の誕生日を祝う
2)プレゼントとして30kgの米や長野の作物を贈る
3)弟の大学のギャラリースペースに展示されている弟の作品を見る
4)芋煮会フェスティバル会場を見学&芋煮をやる
5)長年眠っていたオンボロダッジバンの復活による試運転
5つの目的の中で、重要目的が1~3だったら全くの親バカとういうか変な親バカなのだが、(弟には悪いが)親父の最大の目的は「ダッジバン試運転&芋煮」であろう。1~3はその目的への理由付け。それにしても変な親であることは変わらないか。
父は弟のアパート探しで山形に行って以来すっかり山形が気に入ってしまったようで、今年の春にも長野に帰省した弟を母と共に、米と一緒に山形に送り届けていた。骨董の仕入れにしょっちゅう新潟に行っている父は「山形なんて新潟からちょっと足をのばせば行けるところだ」ぐらいに思っているようだ(んなバカな)。母はあまりにも怪しげなオンボロダッジバンにて長距離運転をしようとする無謀な父への付き添い。私はその野次馬。弟のアパートに皆で泊まるための布団を積み込んだ夜逃げ家族のようなダッジバンは、山形へ向かうべく午後1時30分長野を出発するのであった。